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プロペラスケール機を楽しもう(最終編)

◇安心して飛行のできる3枚ペラのダイヤとピッチの選択

ラジコンボートの製作に入るためにしばらくの間、飛行機製作を中断することにしましたが、零戦120とスピットファイア90のフライトが終了した結果報告をしておりませんでしたので、ここで飛行報告と3枚ペラについて考えを記してみたいと思います。

スケール機はスケールらしく・・・と考えると2枚ペラでの飛行にものすごく抵抗を感じるのです。エンジンの出力に見合った市販のプロペラが見あたらないこともあって自作となってしまいました。
一般的にスケール機はヘビーウェイト気味になりがちでもありエンジンの出力に微妙すぎる位、プロペラ負荷の度合いが大きいのでスケール感を満たすためにダイヤの大きい3枚ペラを選定しますと、ピッチの選定が難しくなります。
スケール機は飛行スピードはそれ程要求されるものではありませんので、離陸時の安定度・・・つまりエンジンの持つ出力を最大限に引き出せる3枚ペラでなければならない条件となり、2枚ペラの性能より劣るペラであってはならないのです。

◇可変ピッチプロペラの製作で課題をクリヤーしたい

3枚ペラ用ブレードホルダー(スピンナー付)が試作できましたのでブレードを型抜き試作を開始しましたので近くテスト結果を整理し安心して飛行の楽しめる3枚プロペラを完成させたいと考えております。
 

零戦120(OS120仕様)とスピットファイア90(YS120仕様)でピッチ可変による回転数と静止推力、飛行テスト等々勉強してみることが楽しみです。

◇安定飛行を達成したヘビーウェイト零戦120

・こだわりのスケール主脚
・機銃掃射用点滅発光球内装
・戦闘用スモーフ装備
・11本の排気管から排気するスケールマフラー装備
・フラップ装備、搭載サーボ11ヶ
・搭載ウェイト160g エンジンOSFS120SV
・全備重量 6,520g(燃料を除く)

◇偶然の産物、高出力、低騒音のスケールマフラーに驚く

今日、7月6日飛行場の草刈整備も終了、いよいよ初飛行です。体調も回復し飛行場に出向ける様になった会長のために用意、完成させておいた零戦120のデビューフライトです。
会長原下氏の手に緊張の走る一瞬、ゆっくりとタキシングから滑走路へのアプローチ、いきなりエンジン全開にした!10m位の滑走で水平尾翼が浮いたと思いきやなめらかに機体が浮いているではないか、浅い上昇角でグングン機速を上げていく、いつ脚を引っ込めるのか・・・やっとレバーに指が届いた様だ、片脚がゆっくりと引っ込むと同時に片脚が動き始めた、オ〜〜〜と製作者の私は思わず拍手してしまった。これが主脚の重量に関係なくスケール脚にこだわった零戦の主脚の見せどころと思っていたからなのです。
何度もくり返しローパス飛行をしてくれた。
重みのある排気管、その飛び様は最高だった、この満足感は作る者にしか味えないロマンなのです。だからこそ次なる夢が湧き上がるのです・・・いよいよ着陸なのか・・・ 場周飛行に入ったぞ・・・主脚が出た、進入コースもバッチグー。着陸姿勢に乱れもなく安定している。ヘビーウェイトの機体とは思えない伸びのある進入に不安がよぎったのだ、着陸のやり直しでエンジンを全開にするかもしれない・・・やはり全開にした。
風が少々強かったがこてん!といかずに安定した上昇飛行に入ってくれた。ふ〜〜〜と胸をなでおろしたのです。再度着陸となる、水平尾翼を浮かしたままの 実機感あふれる着陸に大きな拍手、40年も一緒に遊んで来たがあんな上手い着陸見たことがないと思った初飛行でした。やはり長年のキャリアがあっての事、お見事でした。

◇エンジン出力にかかわるマフラーについて

従来4サイクルエンジンの出力にはマフラーはあまり関係ないなんで軽視されているが私はとんでもないと思っているのです。
この零戦に製作した、スケール排気のマフラーですが、エンジン全開で高速安定したらニードルを2回転くらいもどしても回転に変化が出ず、一旦スローに戻してスロット ルを前回にすると甘すぎてしまっているのでニードルをしぼり込む・・・ピーク位置がつかめるのです
こんなへんてこりんなマフラーに生じた現象に驚いているのです。静かな音の割りには回転に伸びがあり偶然出来た最高の産物マフラーと自慢作となったのです。
このヘビーウェイトの機体がOSFS120エンジンで軽々と飛行できるパワーの源となっているから驚きでありマフラーの性能を無視できないと確心出来るのです。

◇アブギールフィルター装備型に改装したスピットファイア90

この機体は京商さんから発売のキットをアブキールフィルター装備型に改装しただけで元々軽量に仕上がっている機体(全備重量 5,110g(燃料を除く))で何の心配もなく安心して飛行のできる機体で気楽な初飛行でした。
自作の3枚ペラ(17×6)で飛行させましたが引きが強く垂直上昇、宙返りなどオーバーパワー気味で申し分ない初飛行でした。

<<トラブル発生>>

急降下から水平飛行に入りエンジンの回転が上がったな・・・と思った瞬間、パーンとプロペラが飛び散ったのです。FRPクロス巻き補強が強度不足でした。自作ペラで初めてのトラブルで す。中央の接合面から飛び散ってしまいました。このトラブルがきっかけで考えたのが可変ピッチプロペラの製作です。マニアル可変ですが飛行結果を見るためにピッチ変更ができることで、エンジンの出力に適したグラス製3枚ペラを作れると考えたのです。
近々完成品を発表しますのでお待ちください。

勝ラジオーナー記

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