K − ≪究極の走りを求めたフォーミュラー550-21モデル≫ −
−OSXM21船外エンジンをチルトコントロールで楽しむ−

@こだわった超軽量船体の製作について
(全備重量2,100g以内を目標に製作)

今回紹介する写真のフォーミュラーレディホーク21はすでに当店より発売されている船体ですが、オープンタイプのカウリングからカプセルタイプに替えチルトコントロールシステム(重量120g)を搭載した船体とチルトなしで120g軽い船体の2台を製作して、その走航性能を比較してみようという事になったのです。

  船の開発に際しては長い間、お付き合いをいただき、かかわって来てくれました写真の鈴木氏と超軽量船体での、その走航性、適応性をさぐってみることになったのです。
◎前回の講座で重量パワー比について考えてみましたので<軽量船体のなせる技>、チルトコントロール走航の利点、スピード、高速施回性、最高速への立ち上り具合、安定性などを観察して結果による結論をまとめて、来春までに開発計画のF3000、21モデル(船内エンジン、ギヤーダウン、チューンドパイプ使用、チルトコントロール)の設計既念にしたいと考えているからです。今まではスケール感にこだわりを大きくして来ましたので、次の作品ではスピードへの記録を求めた設計で行こうということで、奇想天外なアイディアシステム(実用新案を申請しようか・・・)の楽しみな設計の船が来春誕生するはずです。

◇船体の製作
この船体の抜き型は上下2分割となっており大きな特徴は接合面が表面にでない下図の様な接合となることで横からの衝撃には非常に強い構造となっております。

上図の構造断面図から判断できると思うのですが、樹脂膜が薄くとも合成強度が保てる設計となっているため船体重量は写真のとうり917gで仕上がりました。

 

高速走航での船体強度は充分で不必要な肉厚のないダイエットボディの出来上がりです。
(激突での衝撃強度は考えておりません)
<メカ積み、重心配分が楽々!>
この船体はボディ全体がメカ室となり、上記2ヶ所のハッチで防水されますのでメカの積み込み、重心配分、メンテナンスが楽に行える構造となります。
<スケール感重視のエンジンカウル>
エンジンカウルは上下2分割となっておりキャビテーションプレートの下側より4本のビス止めで固定できる構造で脱着も簡単です。上記カバーの固定は 実艇と同じ様にかぶせて両サイドより、ゴム(Oリング)でパッチンで行える簡単なものです。
今回ここまでしか仕上っておりませんので塗装とシールの張りつけ、エンジンを簡単にチルトコントロールタイプにする方法とサーボによるチルトコントロールシステム、メカ積みなどの説明は次回となります。

(お知らせ)
◎塗装済みエンジンカウル付OSXM21船外エンジン
      限定7台
(船体に取り付けるだけですむ完成船外エンジン)
     単価 ¥39,500 (税込み)
     カラー ガンメタリック仕上げ

    
次回の講座では、塗装及びメカ積み、チルトコントロール走航などの結果報告をもって来春までボートの講座を休止させていただきます。船体製作も休止して飛行機の生産に入るためですのでお許し願います。


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