<<オフロードバギー レースだよりC>>

シリーズチャンピオン戦(第3戦)

◇ハイパワーエンジン搭載のトラギーが有利なハイスピードコース
9月19日(日)残暑が感じられる一日、24名のエントリーで幕が開けられた。
コースが45m延長されたばかりの1周345mのコースを左回りで行われた。
練習走行そしてタイムトライアルで予選組分けを行い、5分間走行2回の予選で決勝組分けとなり各組6名の4レースが行われた。
当クラブのレースは予選トップレベルA組(6名)にのみ特別ポイント2点が与えられ決勝レースは10分間で全員に優勝のチャンスが生まれるというローカルレースのおもしろさです。
今シーズンはトラギーも混走のレースで行っているのですが走行を見る限り、トラギー有利は疑う余地がない安定感が見られ、結果も1位、2位とトラギーで参加のビジター選手の手に落ちてしまいました。

◇今シーズンはレーシングバギーのみで突き進む
私達のクラブ員にもトラギー所有メンバーが6名おり、ハイパワーエンジン搭載であれば安定感からトラギー有利はわかっているのですが今期は技術、知識の積み重ねの年としてレーシングバギーでのレース参戦としております。
来期は2部門分けのダブルエントリーの考えです。
6位 5位 4位 3位 準優勝 優勝
石井選手 木澤選手 飯塚選手 浅井選手 大野選手 島村選手

◇シリーズ戦(3回以上参加者のみ)のお楽しみ抽選会で幸運を手にしよう
レースは勝負の世界ですが、筆者の私を含め高齢メンバーも多勢おり若者には負けん気でレースを楽しむ、ボケ防止ではなくAクラス入りを目指して頑張るこのいきおい元気がレースを盛り上げているのです。シリーズの獲得ポイントに関係ない抽選会をお楽しみに!


◇エンジンの耐久性を考えてみる
オフロードレース場に変える前はパワーボートでしたが、1ヶ月燃料4リットル缶3本位燃やしておりましたので、バギーになってもそのペースは同じです。
21エンジンでの消費量ですから熱が入っている証拠なのですがエンジンをオシャカにする度合が早く疲れが来ているのです。
現在筆者の私はOSYZ−MにVZ−Bのクールヘッドとキャブを取り付け、自作のマフラーのスペックで走らせているのです。パイロットシャフトを加工して3ピースクラッチを使える様にすることでマリンエンジンでも簡単にバギー仕様になります。

私の感触ですがVZ−Bのピストンシリンダーよりポートの大きいVZ−M用のピストンシリンダーを使用した方がトップの伸びが引き出せるように感じています。
エンジンの回転はマフラーによって大きく左右されることは疑いもないことです。
高価な回ってあたりまえのエンジンより、立ち上がりの速さ、トップの伸びが上であればその満足感が遊びの喜びといえるのです。
回せば回す程エンジン寿命は短くなるのは当然なのですが使用燃料が大きく関わっていることも考える必要があります。
各メーカーからバギー専用燃料が色々と市販されておりますが自分の走りに合った燃料を選定することで次の様なことを心掛けることかと思います。

イ) ニードル設定は厳格に位置すること(目安はピーク時より30度位もどすこと)
ロ) エンジンのスペックに見合った回転しか望めないのでまわりの車にまどわされないニードル調整で走ること
ハ) プラグが切れる・・・プラグ選定は必要ですが、キャブレターの調整ミスが大
切れた白金コイル破片でエンジンをオシャカにする度合が多いのでヘッドをはずして内部確認、洗浄を心掛ける
ニ) プラグをはずす際、砂・土をいれない様、充分洗浄してから取り外すこと
ホ) エアークリーナーの交換は早めに・・・微粒なホコリであるため目で見てきれいだからではなく交換を早めに
クリーナーオイルの選定、使用量などを考慮すること
ごく当たり前のことですがこの様な注意心があればエンジンの寿命は大幅に伸ばせるはずと考えます。

<反省>
オーバル走行が可能なコースレイアウトにしましたのでちょっとニードルをしぼり込んでキンキンの緊張走行をやってスカッとしたら1タンクで命尽きてしまいました。

勝ラジオーナー


次回は「マフラー特性を調べる」と題して書いてみたいと思います。
公式レースにはメーカー製品のマフラーしか使用できませんが、エンジンの性能とマフラーのかかわりがいかに大きいか、などを考えてみることもあっていいと思うのです。


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